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説明
舟屋とは、もともと船を海から引き上げて、風雨や虫から守るために建てられた施設。
昔は漁で木造船を使用していたため、それを乾かす必要があったのだ。船を収納する一階に対して、二階はかつて網の干し場や漁具置き場として使われていた。二階のつくりも今のようなしっかりとしたものではなく、板を渡しただけの簡単な構造のものだったようだ。
家のような形をしているので、舟屋に人は住んでいるの?とよく尋ねられるのだが、一般的には舟屋に住んでいる家庭はそれほど多くはあらない。先述したように舟屋は漁師の仕事場としての機能が主であるため、道1本挟んだところに主屋(母屋)という生活の拠点となる家を別に持っていることが多いのだ。大半の場合はその主屋に住むことが多いのだが、子ども夫婦の住まいや老後の離れとして舟屋を使う場合もある。