トップページ > 建築 > 九月十七日 > 綾部工業団地交流プラザ
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説明
「綾部工業団地・交流プラザ」は、立地企業や地域の人々の研修や交流、文化・レクリエーション活動等の拠点施設として建設された。建物全体は、エントランスホール、ホワイエ、多目的ホール、会議室、事務室等で構成されている。
建物の外部は、それ自体が回遊式の散策路となっており、池や山々の緑、野鳥のさえずりを楽しみながら散策できるようになっている。そして、建物エントランスへのプロムナードに沿って広がる芝生広場と静かなたたずまいを見せる池の水面には、この建物と対話するかのように、自然のうつろいの中で様々な表情を見せる2点の彫刻が設置されている。
「建物は周囲の環境に配慮して、斜面に全体を埋め込み、一方で調節池に向かって大きく開けて池の周りの自然と一体になるように計画した。 従来の工業団地に希薄な、企業と企業、企業と住民が自然の中で交流する場を提供することで、21世紀に向けた新しいかたちの工業団地の核として機能するよう考えた。」
ーー安藤忠雄