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甲子園会館

観光時間60

説明


甲子園会館は、20世紀を代表する世界的建築家、フランク・ロイド・ライトの愛弟子として知られる遠藤新が、昭和5年に「甲子園ホテル」として設計した壮大な建物です。

外観はいかにもライト建築を継承する遠藤新の作品らしく、両翼を広げた水平ラインを強調する左右対称のフォルムとなっています。外壁や柱に施された幾何学模様の装飾もまさしくライト風ですが、両翼には日本瓦を用いた和風の屋根が載せられ、地元西宮ゆかりの伝説「打出の小槌」がホテル全体のモチーフとして使われるなど、新独自のデザインも見て取れます。

とりわけ目を惹くのは、水滴を模した水玉状の意匠。建物の内外を問わずくり返し使われています。そんな名建築の中で設計を学ぶ女子学生たち。甲子園会館はまさに理想の学び舎として今も輝き続けています。